士業交流会に興味はあっても、「実際にはどんな人が参加しているの?」「開業したばかりでも参加していい?」「参加者は仕事の紹介を目的にしている人ばかり?」など、参加前に気になることは多いのではないでしょうか。
士業交流会には、弁護士、税理士、司法書士、行政書士、社会保険労務士をはじめ、さまざまな分野で活動する専門家が参加します。年齢や開業年数、事務所の規模、得意分野もさまざまで、参加する目的も一人ひとり異なります。
他士業とのつながりを増やしたい方、専門外の相談を安心して紹介できる相手を探している方、同業者と情報交換をしたい方など、士業交流会は幅広い目的で利用されています。
この記事では、士業交流会にはどんな人が参加するのか、参加者の資格や特徴、参加する目的についてご紹介します。
士業交流会にはどんな人が参加する?
士業交流会の大きな特徴は、異なる専門分野を持つ士業が同じ場所に集まることです。
日常の業務では、自分と同じ資格の方や、普段から連携している一部の専門家とは接点があっても、それ以外の士業と直接話す機会は意外と限られています。
士業交流会では、普段の仕事だけでは出会いにくい専門家とも交流することができます。
さまざまな資格を持つ士業が参加する
士業交流会には、たとえば次のような専門家が参加します。
- 弁護士
- 公認会計士
- 司法書士
- 税理士
- 弁理士
- 行政書士
- 通関士
- 社会保険労務士
- 中小企業診断士
- 土地家屋調査士
- 不動産鑑定士
それぞれ扱う業務は異なりますが、実際の相談では複数の専門分野が関係することがあります。
会社経営に関する相談一つをとっても、登記、税務、労務、許認可、契約、知的財産など、内容によって必要となる専門家は変わります。
そのため、普段から他士業の業務内容を知り、相談できる関係をつくっておくことは、士業にとって大きな意味があります。
開業したばかりの方から経験豊富な方まで参加する
「士業交流会は、すでに人脈があるベテランの先生が参加するもの」と思われることもありますが、参加者の経験年数はさまざまです。
開業したばかりの方にも、長く実務を続けている方にも、それぞれ参加する理由があります。
開業したばかりで人とのつながりを増やしたい方
独立・開業した直後は、自分の専門分野以外について相談できる士業がまだ少ないことがあります。
顧客から専門外の相談を受けたときに、
「この相談は誰に聞けばよいのだろう」
「安心して紹介できる専門家がいない」
と困ることもあるでしょう。
士業交流会では、さまざまな専門分野の方と直接話すことができます。
資格や業務内容だけではなく、相手の人柄や仕事に対する考え方を知ることができるため、今後相談できる相手を増やすきっかけにもなります。
開業直後だからこそ、早い段階から同業・他士業とのつながりをつくっておきたいと考えて参加する方もいます。
長く実務をしていて新しいつながりを求める方
一方、長年士業として活動している方にとっても、新しい出会いには意味があります。
長く仕事をしていても、すべての専門分野に相談先があるとは限りません。
新しい業務分野に取り組み始めたり、これまでとは異なる相談が増えたりすれば、新たに連携できる専門家が必要になることもあります。
また、これまで付き合いのなかった士業と話すことで、自分の業務との新しい接点が見つかることもあります。
経験年数にかかわらず、人とのつながりを広げられることが士業交流会の特徴の一つです。
他士業へ相談・紹介できる相手を探している方
士業交流会の参加者には、自分では対応できない相談を任せられる専門家と知り合いたいと考えている方もいます。
士業の仕事は、自分の資格だけですべての相談に対応できるものではありません。
顧客から自分の専門外の相談を受けることは珍しくなく、その際に適切な専門家へつなぐことも大切な顧客対応の一つです。
顧客を安心して紹介できる相手を知っておきたい
誰かに顧客を紹介する場合、資格を持っているという理由だけで紹介するのは難しいものです。
どのような業務を得意としているのか。
話しやすい方なのか。
顧客へ丁寧に対応してくれるのか。
相談した際にきちんと連携できるのか。
こうした部分は、ホームページやプロフィールを見ただけでは分からないことがあります。
実際に会って話しておくことで、その人の専門分野だけでなく、人柄や仕事への姿勢についても知ることができます。
「この分野の相談なら、あの方に聞いてみよう」と思える相手が増えることは、士業として仕事を続けていくうえでも心強いものです。
紹介や協業のきっかけをつくりたい方
士業交流会では、参加者同士の会話から、将来的に紹介や協業へ発展することもあります。
ただし、交流会に参加したからといって、その場ですぐに仕事の紹介が生まれるとは限りません。
むしろ重要なのは、お互いに何をしている人なのかを知ることです。
まずは自分の専門分野を知ってもらう
士業は、資格名だけでは具体的な仕事内容が分かりにくいことがあります。
さらに、同じ資格でも得意としている業務は異なります。
たとえば同じ行政書士でも、許認可を中心にしている方もいれば、在留資格、相続、自動車、法人関係などを中心に扱っている方もいます。
同じ税理士や弁護士であっても、それぞれ得意とする分野があります。
交流会で自分の取扱業務を伝えておくことで、後日ほかの参加者が関連する相談を受けた際に、
「そういえば、あの業務を扱っている方がいた」
と思い出してもらえる可能性があります。
名刺を渡すだけではなく、お互いの専門分野を知ることが、その後のつながりをつくる第一歩になります。
すぐに仕事につなげることだけが目的ではない
士業交流会というと「営業の場」という印象を持つ方もいるかもしれません。
しかし、参加目的はそれだけではありません。
その日に仕事を獲得することよりも、まず相手を知り、今後相談できる関係をつくることに意味があります。
一度会っただけでは、どのような人なのか十分に分からないこともあります。
交流会で知り合い、その後情報交換をしたり、別の機会に再び会ったりすることで、少しずつ関係が深まっていきます。
紹介や協業は、そうした関係の延長線上で生まれるものと考えた方が自然です。
同じ士業と情報交換したい方
士業交流会は、他士業と知り合うためだけの場所ではありません。
同じ資格を持つ方との出会いもあります。
同業者だからこそ話せることもある
同じ士業であれば、普段の業務や事務所運営など、共通する話題も多くあります。
また、同じ資格だからといって、必ずしも同じ仕事をしているわけではありません。
自分が扱っていない分野を専門としている方と知り合えば、専門外の案件について相談したり、紹介したりできる関係になる可能性もあります。
競合として考えるだけではなく、得意分野の異なる専門家としてつながることで、お互いの業務を補完できる場合があります。
士業交流会が初めての方
「交流会に参加した経験がないので不安」という方もいるでしょう。
しかし、士業交流会に参加するために、特別な営業経験や人脈が必要なわけではありません。
最初から大勢の人と話したり、自分を強くアピールしたりする必要もありません。
まずは名刺交換をしながら、
「普段はどのような業務をされていますか?」
「どのようなご相談が多いですか?」
といった仕事の話から始めれば、自然に会話を広げることができます。
自分の仕事を一方的に説明するよりも、相手の仕事にも興味を持つことで、お互いを知る会話になりやすくなります。
士業交流会では、名刺の枚数を増やすことより、今後も話ができそうな相手と出会うことの方が大切です。
士業交流会の参加者は目的も専門分野もさまざま
士業交流会には、さまざまな資格、専門分野、経験を持つ方が参加します。
参加する目的も一つではありません。
他士業とのつながりを増やしたい方。
専門外の相談を任せられる相手を探している方。
自分の業務をほかの士業に知ってもらいたい方。
将来的に紹介や協業ができる関係をつくりたい方。
同業者と情報交換をしたい方。
開業したばかりで、これから人とのつながりを増やしたい方。
それぞれ立場や目的は異なります。
だからこそ、士業交流会では自分とは異なる専門分野や経験を持つ方と出会うことができます。
参加したその日に仕事へつながらなくても、「困ったときに相談できる」「相談を受けたときに紹介できる」と思える専門家と出会うことには大きな意味があります。
まずはお互いの仕事を知り、顔の見える関係をつくること。
それが、士業交流会に参加する一つの価値ではないでしょうか。
士業⁺交流会へのご参加について
士業⁺交流会は、弁護士、公認会計士、司法書士、税理士、弁理士、行政書士、通関士、社会保険労務士、中小企業診断士、土地家屋調査士、不動産鑑定士など、さまざまな分野で活動する士業・専門家が交流する場です。
名刺交換だけを目的とするのではなく、お互いの専門分野を知り、情報交換や紹介・連携につながるきっかけをつくることを大切にしています。
「他士業とのつながりを増やしたい」
「相談できる専門家と知り合いたい」
「初めて士業交流会に参加してみたい」
という方も、ぜひ士業⁺交流会をご活用ください。

